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おひさま  たんけん

Posted by on 2012年7月25日

たんけん

 

くすのきさん (6歳になる年長の子どもたち) とともに おむすび を持って山に入ります

お母さんとはなれて 自分のことが自分で できるようになったらいけるのです

 

山の入口で

[山の中に入らせてください] とお願いをします

よく 耳をすまして 山の声をききます

そうして たんけんは はじまります

 

人工的なものが何もない 大自然の中に入っていくと 子どもたちは本来の自分に戻ります

子どもは自然に近い といつも実感します

ただ 20年ほどたんけんして 最近感じるのは 時の流れとともに 周りの様々な環境も変化し続け 親子ともに そこからの影響を強く受けているということ

まずため込んでしまった その必要のない刺激を吐き出さないと 本来の自分には戻れない と感じています

それは わたしたち自身が更に 意識を高めることが必要で 周りとの繋がりや 働きかけも 更に努力する必要がある ということを気づかせてくれます

いつも自然や子どもたちから 学ぶことばかりです

 

たんけんにいくときは なるべく 荷物は減らし どうしても必要なものだけにします

音のするものや 目につく派手な色 物はさけて素朴なものにします

おむすび 水筒 たからもの袋 … 最小限に 自分で準備します 足りないくらいがいいのです

山では 生きてゆくに必要なものを みつけることができます そして必要な分だけ わけてもらえます

何もない中で 必要なものをみつけだし つくりだし 工夫して生きる

それが 生きる知恵です

 

何も荷物はいらない からだひとつでいいくらいです

ただひとつ持つなら おかあさんのおむすび

それはおかあさんそのものだからです

山の中 自分の力を出しきって踏ん張れるのは このおむすびのおかげ

おむすびを食べることはおかあさんと出会うことです

緊張と頑張りの連続のなか ほっとするうれしい時間であり 現実に引き戻される懐かしい時間です

みんな本当に いい顔でたいらげます

でも このおむすびも 足りないくらいがいいのです

そう できれば いつもより少し小さめの 塩をきかせたおむすびだけ

山の中 からだのなか なるべく持ち込むものは最小限にとどめたい

 

 

山の宝物は 季節によっていろいろです

宝物をいただくのも たくさんでなく 本当に必要なだけにします 宝物は山の命だからです

 

自然からかけ離れてしまった私たち人間は 今 自然の中に入る必要を感じています

自然の中で生かされている私たち

もっとも自然に近いはずの子どもたちも すぐには自然にもどれないのだから

 

けれど自然は どんなときも変わらず私たちのそばにいて

私たちがその気になればいつでも 迎えてくれるし 多くのことを教えてくれます

 

大自然の恵み 本当の美しさ

それは ただ美しいだけじゃない 怖れ はかなさ 暗さ 面白さ 豊かさ 光と陰

いろいろな面があり そこには必ず命がある

すべてのものには 今みえている面だけではなく 必ずいろんな面がある

そして 常に 変化し続けている

だからこそそれは美しく 魂を揺さぶる感動があり

そこに恐れ敬う畏敬の念が生まれる

子どもは

純粋に その大いなる存在のすばらしさに 気づき

自然にとけこんでゆく

 

本当の喜び その中にも緊張や怖れ 期待 勇気や冒険心など

ひとりひとりが 様々な思いをふくんで

交差し 葛藤し 繋がり

そのたくさんをふくんだ喜びと 困難に立ち向かうがんばりや努力 涙 助け合い 育ちあい 達成感…

そんなさまざまなドラマが毎回展開され

それはまさに

山の中には 人生のすべてがある と感じずにはいられません

 

小さい頃のそんな自然の中での体験 育ちあいは

子どもの中でしっかりと根をはり 大きく育ち

その子が生きてゆく上での 大きな支えとして

一生の宝物になるはずです

 

子どもとともにたんけんする大人である私も

自我 自欲を手放し 心も身体も浄化

からだをはっての

よほどの覚悟が必要となります

行く度に 浄化され 教えられ 育ちあえたことの幸せを感じつつ まだまだ修行の足りない自分を思い知らされます

大自然と 子どもたち 本当にありがとうございます

 

でも いつか 意識せずとも

すべての人が 自然とともに生き

自然な姿で その人らしく生きられる時が

くることを 願っています

 

そして

すべての命の

本当の幸せを 願っています

 

年が明けてから 来年のくすのきさんの子どもたちも

ともに たんけんの機会を持ちます

くすのき つながるたんけん です

(じ)